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ピアノなんでもコラムPiano Column

「ピアノはなぜ黒いのか」の著書でお馴染みのスーパーピアノアドバイザー斉藤信哉さんによる連載コラムです。

中古ピアノと新品ピアノの違いは?

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「中古ピアノって、誰が使っていたかわからないし、第一キタナイ感じがする・・・」

これが今から30〜40年前の中古ピアノに対する、ごく一般的な認識でした。

でも今では、こんなイメージを持つ方はすっかりいなくなりました。
新品ピアノと見違えるほど、販売店の中古ピアノの整備技術が上がったからでしょう。

さて、本題に入ります。

中古ピアノと新品ピアノは何がどう違うのか。
お話したいことは山ほどありますが、ポイントをズバリお伝えしましょう。

ピアノに限らず、弦楽器、管楽器などすべての楽器には、人の声帯に当てはまるものがあります。
人でいえば、施す訓練によってオペラを歌う声帯にもなり、浪曲をうなる声帯にもなります。
楽器でもまさにこれと同じで、どのように演奏されてきたかによって音色が大きく変わってきます。

ゾクゾクするような何とも言えない素晴らしい響きのもの、美しく響く音のもの、ギャンギャンとわめくような音のもの、鳴らないもの等々。
年数が経過したピアノは、たとえ同じメーカーの同じ機種であっても、音の出方が大きく変わってくるものです。

というわけで、中古ピアノは音の良し悪しを基準に選ぶのが良いでしょう。

一方、新品ピアノは声帯が全く訓練されていないですから、弾く人がこれから自分の好みの音に仕上げていくことができます。

つまり中古と新品のどちらが良いのかではなく、これから買おうとする人が楽器に何を求めるか、が大事です。

これからどんどん弾いて、自分好みのピアノに仕上げようとするならば新品ピアノを、既に育っている良い音のピアノを求めようとするなら中古ピアノを。

でも、いい音のするピアノといっても分からないと思う方が多いはず。

信頼のおける調律師さんやピアノの先生に選んでもらうのが一番の方法ですが、それができない方ならば、お店の人に弾いてもらいましょう。

できるかぎり、たくさんのピアノを弾いてもらい、ピアノの音を聴きましょう。
そうして比較してみると、案外違いがわかるものです。

ピアノの音の違いがまったく分からないとおっしゃっていた方が、実際にいろんなピアノの音を聴き比べて「こんなに違うのか」と驚かれたことを、何度も経験しています。

国産ピアノと輸入ピアノとの違いを、ビックリするほど聞き分けた方が多いことも経験しています。
ですから、ご自分の耳に自信をお持ちになって聴いてみてください。

ネットで得た情報や店員からのコメントなどは置いておき、まずはじっくりピアノの音を聴いてみることです。音を聴いて気になるピアノがあれば、その後にお店のスタッフの方に説明してもらいましょう。

いくら名画だといわれても嫌なものは嫌、好きなものは好き。

そういう態度でピアノ選びをしていいと思います。こう考えてみてください。

自分と気が合う人とは、ずっと話していても苦にはなりませんよね。
でもいやだなと思う人とは、一時も早く話を終らせたい。

弾く人とピアノとの関係もまさにこれと同じで、嫌な音のピアノは弾いていても楽しくありません。

大好きな音の出るピアノなら、時間を忘れてずっと弾いていたいものです。

ぜひ、このような感じでピアノを選んでみてください。

新品か中古かはあまり気にせずに、好きな音のピアノを探してください。

そうして見つけたピアノは、弾くのが楽しくなりますから。

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